ペットに関するQ&A

Q1.犬のワクチンはどんな種類がありますか?
   またいつ受ければよいですか?

A1.狂犬病ワクチンと伝染病の混合ワクチンがあります。

狂犬病は、動物だけでなく人にも感染し、非常に致死率の高い恐ろしい病気です。狂犬病ワクチンの接種は、「狂犬病予防法」という法律により、生後90日齢以上の犬に接種することが義務付けられています(その後は年に一回)。

伝染病の混合ワクチンは、生後12週齢頃になると母親からもらった免疫が減少し、病気にかかりやすくなるので、それまでにしっかり免疫を付けることが必要です。生後4週齢以上から接種可能で、複数回の接種が必要です。その後、毎年一回の追加接種が必要です。

Q2.不妊/去勢手術のメリットを教えてください。

A2.オスでは攻撃性の低下、メスでは発情期のストレスの軽減が上げられます。

【メリット】
去勢手術

発情中のストレスをなくし、不本意な交配を避けることができます。
特にネコでは、交尾や喧嘩による伝染病(猫白血病や猫エイズ等)の感染を防ぐことができます。また、年をとるにつれて発生が多くみられる前立腺肥大、会陰ヘルニア、精巣の腫瘍化および肛門周囲腺腫などの発生率を低下させることもできるといわれています。尿によるマーキング行動を抑制する効果も期待できます。

避妊手術

去勢手術同様、誤って交配してしまう危険を回避でき、ネコでは、交尾や喧嘩による伝染病(猫白血病や猫エイズ等)の感染を防ぐことができます。また、高齢になるにつれよく認められる子宮蓄膿症や、乳腺腫瘍などといった恐ろしい病気の発生率を低下させることができます。

【デメリット】

殆どの手術に当てはまることですが、麻酔や縫合糸への生体反応などのリスクを伴います。特に麻酔は、安全には十分考慮しているものの、高齢になるとその危険性が高まるため、若く健康な時期での手術が望まれます。

その他にも、去勢・避妊手術を済ませたイヌ・ネコは肥満になりやすい傾向があります。これは、去勢・避妊により基礎代謝率が低下してしまうことがあるため、活動量の多かった去勢・避妊前と同量の食事を与えることによって起こると考えられます。
しかし、これらは食事管理により防ぐことができ、近年では、去勢・避妊手術後のための食事も開発されています。

Q3.猫がなかなかトイレを覚えません。

A3.根気強く時間をかけて教えてあげましょう。

(1) トイレのサイン

まだトイレを完璧に覚えていない仔猫は、何かしらのサインを出しているはずです。床のにおいを嗅いだり、ウロウロし始めたら猫をトイレの中に連れて行ってあげましょう。

(2) トイレ中は邪魔をしないこと

仔猫がトイレをしている最中に声をかけたり、体を触って邪魔をしないようにして下さい。途中でトイレをやめてしまう可能性があります。

(3) トイレの環境や場所を考えること

猫が落ち着いてトイレができる場所に置いて下さい。

(4) 猫の好みを考える

猫それぞれ好みが違います。
トイレの砂の種類(紙砂・丸型の砂・チップの砂等)・トイレの形(カバー付き・深め・浅め等)・トイレの数(頭数に対して+1が理想です)・トイレの場所を考えて、その子にあったものを選びましょう。

(5) 粗相をしても叱らない事

叱っても、猫はなぜ怒られているのかわからないので、あまり意味がありません。叱られることがストレスになり、余計に粗相したり、排泄を我慢して膀胱炎になるかもしれません。
粗相した場合は、臭いが残らないように、すばやくその場所を掃除してください。

トイレを覚えるまで時間がかかる子とかからない子がいます。
根気強く時間をかけて教えてあげましょう。

Q4.吠え癖があって困っています。直す方法を教えてください。

A4.吠えているときに一番大事なこと、それは無視することです。

吠えているからといってかまってあげたり、近寄って声をかけたりすると、犬は吠えることによって飼い主がそうしてくれていると思ってしまいます。
「吠えれば自分にかまってくれるんだ」そう思ってしまうのです。

なので、吠えているときには完全に無視して下さい。どれだけ吠えようが無視です。
そして吠えるのをやめて静かになったら褒めてあげます。
そうすることにより、吠え癖を少しずつ直していくことができます。

また、吠えると嫌なことが起こるという天罰も有効です。吠えたときに人が怒ると、それをかまってくれると勘違いする犬もいるので、怒るのではなく、犬にとって嫌なことを起こします。コインの入った缶を近くに投げたり、気づかれないように近くに隠れていて水鉄砲で水をかけるなどです。
また、最近では、吠えた瞬間、嫌な匂いが鼻先に噴出されたり、振動したりする首輪なども市販されています。

Q5.年齢別の食事の摂らせ方を教えてください。

A5. まずは年齢にあわせたフードを選びましょう。

その子の年齢・運動量・健康状態などに合わせて、食べさせ方を工夫してあげてください。

<幼児期>

仔犬・仔猫用のフードを選びましょう。
体重をこまめに測り、袋に記載されている量を目安に、4ヶ月ぐらいまでは、1日の量を3〜5回に分けて与えてください。歯が生えそろうまでは、お湯でふやかして食べやすくしてあげてください。
4ヶ月以降は、徐々に1日2回に移行していき、歯が生えそろったらドライフードのまま与えるようにしてください。特に、幼児期は、フードの種類の変更や、人間の食べ物を与えたりすると、下痢や嘔吐などを起こしやすいので注意してください。

1〜6歳 <幼若〜成年期>

成犬・成猫用のフードを選びましょう。
袋に記載されている量を目安に、ライフスタイルに合わせて調節してください。去勢・避妊手術をしている子は太りやすくなりますので、やや少なめに、運動量の多い子は少し多めにしてあげて下さい。肥満ぎみの子は、運動でやせるのは難しいですので、カロリーが低めのダイエット食などを選んで下さい。
回数は1日2回がいいと思います。1日中いつでも食べれるようにずっとフードを置いておくのは、衛生面での問題や、肥満につながりますので注意しましょう。
また、おやつをたくさん与える場合も食事量の調節をして下さい。

7歳以上 <老齢期>

シニア用のフードに切り替えましょう。
若い頃にくらべて運動量の低下や、代謝の変化もあり、機能低下(肝臓・腎臓・心臓・関節など)のリスクもありますので考慮された食事選びが大事になります。
人間の食べ物には塩分が多く含まれ、心臓の負担になりますので、なるべく与えないようにしてください。歯も悪くなり、食事も食べにくくなった場合、ウェットフードを選ぶなどその子に合った食事選びをしましょう。

Q6.ペットを家に残して留守にするのが不安です。

A6.一日以上家を空けるなら、ペットホテルの利用がおすすめです。

旅行などで一日以上家を空けるような場合は、ペットホテルのご利用をおすすめ致します。
仕事で半日程度家を空ける場合、ご家族などが様子を見てくれるならば、それに越したことはないと思います。また最近では留守中のペットの様子をモニターできるカメラも市販されています。

留守番をさせる場合、お出かけの際にペットに声をかけるのはよくありません。ひとりにされることを宣言されたと思い、ペットが不安を感じる恐れがあります。また、普段人とずっと一緒にいるようなペットに、いきなり長時間留守番させるのもよくありません。短い時間の留守番からはじめ、ひとりでいることに慣れさせてあげましょう。ひとり遊びできるおもちゃを与えてあげるのもよいかもしれません。ただし、誤って飲み込んでしまうものは避けましょう。

留守番時の注意点としては、温度管理に気をつける(ワンちゃん・ネコちゃんは寒さには強いですが、暑さには弱いです)、ペットの手が届く範囲は整理整頓して余計なものは置かない清潔なトイレ・十分な水を用意するなどがあります。なお、習性上ワンちゃんよりもネコちゃんのほうが留守番が得意です。

Q7.ペットが風邪をひいたとき、人間の薬を与えても大丈夫ですか?

A7.中毒を起こすことがあるので、絶対にやめましょう。

例えば、一般的な家庭用の解熱鎮痛剤に含まれるアセトアミノフェンは重度な肝不全、メトヘモグロビン血症(血液が酸素を運べなくなります)、ショックなどを引き起こします。

特に猫では、人間や犬に比べて薬物の代謝・解毒機能が非常に弱いため、中毒死してしまうことがあります。また、イブプロフェンでは、高用量で胃腸障害や致死的な胃の壊死を引き起こすことが知られています。
目薬などの外用薬も、症状によっては薬の種類により悪化してしまうことがあります

Q8.シャワーをきらいます。
   洗ってあげたいのですがどうしたらよいですか?

A8.まずは、お水に慣れさせることから始めてみて下さい。

まずはため湯などで、お水に慣れさせることから始めてみて下さい。
また、お水は足からかけてあげる、なるべく音をたてないようにするなど、ペットがパニックを起こさないように気をつけてあげましょう。

Q9.シャンプー・リンスはどのくらいの頻度で行えばいい?

A9.およそ1ヶ月に1度がめやすです。

室内にいる犬は被毛の汚れが少ないものですが、およそ1ヶ月に1度はシャンプー・リンスをし、その間はまめにブラッシングをしましょう。また、室内犬は爪が磨耗することがあまりないので、3週間に一回はチェックしてあげたほうがいいでしょう。

猫の場合は、水や大きな音を嫌い、基本的に自分でグルーミングをすることから、シャンプーはあまりしませんが、毛玉ができないようにまめにブラッシングをしましょう。
コームですくと、根元から被毛が抜けてしまう為、指でほぐした後にブラッシングすることをおすすめします。